穂積絵莉さんは2012年、17歳の頃にプロ転向。以来、シングルス、ダブルスとも最高峰の4大大会本戦への出場経験をお持ちです。特に2018年には二宮真琴さんとのペアで全仏オープン女子ダブルス準優勝という輝かしい実績を残しました。現在もWTAツアーを中心に世界中を飛び回っています。
そんな穂積絵莉さんですが、これまで決して順調なテニス人生ではなく、病気などのトラブルに見舞われたこともあるんです。
では、穂積絵莉の病気で引退?コーチやラケットとウェア等のスポンサー!と題し、穂積絵莉さんについて詳しく解説してまいります。
ぜひ最後までお付き合いください。
穂積絵莉の病気
グランドスラム準優勝経験もある穂積絵莉さん。2023年5月にはITFテニスヨーロッパ100Kの女子ダブルス(パートナーは本玉真唯さん)で優勝するなど、ダブルスを中心に活躍中です。グランドスラム大会で再び快進撃を見せるかが注目されています。
ITFマドリード100K大会ダブルス優勝しました! 本玉真唯選手とのペアで今年2月のバーニーに続いて今シーズン2度目のタイトルです。 試合後には、レアル・マドリードが優勝した時にも写真を撮るマドリード市庁舎の前で写真を撮りました! 今週…
Eri Hozumi 穂積 絵莉さんの投稿 2023年5月22日月曜日
そんな穂積絵莉さんは2018年、NHKのインタビューで甲状腺の病気「バセドウ病」と闘っていることを明かし、大きな話題となりました。
プロのアスリートが長年、免疫異常の病気と闘ってきたということに驚き、勇気づけられた方も多かったようです。
穂積絵莉ってバセドウ病なんか…
— Riva (@rivernowstudy) September 12, 2018
病気やのに、よく全仏準優勝できたな…すごいや
NHKニュースウオッチ9で女子テニスの穂積絵莉選手がバセドウ病であることを告白。自分がこの病気と闘って活躍することで、この病気に悩んでいる方々にも頑張って欲しいとのこと。
— 松原 守 (@matsubara_m) August 13, 2018
応援したい! #穂積絵莉
NHK・ニュースウオッチ9「テニス 穂積絵莉選手」。「バセドウ病」について放送。私も数年以上前からバセドウ病ですが、周りに理解されないのが辛かったな。(´・ω・`)
— ぱさーと (@passatomaro) August 13, 2018
14歳の頃に体調を崩し検査をしたところ、バセドウ病の診断を受けたそうです。穂積絵莉さんご自身はこちらのように語っています。
「最初は持病があるというのはいやだなと思い落ち込みましたが、原因が分かったので、それを良くすればテニスを続けられると思い、悲観的にはなりませんでした。今は、同じ病気の方にも頑張ろうと思ってもらえるように、私も頑張っています」(※やまびこvol.90『グランドスラムの勝利へ進化し続ける日本のエース』)
ご自身の体調とも戦いつつ、過酷なツアーにチャレンジされているんですね。
ちなみに、日本内分泌学会の解説によるとバセドウ病とは…
- 甲状腺ホルモンが過剰に産生され動悸、体重減少、指の震え、暑がり、汗かきのほか、疲れやすい、筋力低下、精神的なイライラなどの症状が起こる
- 1000人あたり0.2〜3.2人の発生率。20〜30代の若い女性に多い
- なりやすい体質を持っている人が、何らかのウイルス感染や強いストレスや妊娠・出産などをきっかけとして起こるのではないか
という病気だそうです。治療法・治療薬には何かと副作用が起こるケースもあるようなので、コントロールの難しさもあるでしょう。
そうした苦しみを身を以て知っているからこそ、“同じ病気の方にも頑張ろうと思ってもらえるように…”との思いを強くしているのかもしれません。
穂積絵莉が引退?
穂積絵莉さんの引退説はどこにもなく、現在もバリバリの現役ツアープロとして活躍中です。
参考までに直近の試合をご紹介すると…
- 2023年5月:ITFテニスヨーロッパ100K 女子ダブルス優勝(本玉真唯・穂積絵莉ペア)
- 2023年4月:ITFテニスヨーロッパ100K 女子ダブルス優勝(Uアイケリ・穂積絵莉ペア)
- 2023年4月:ITF25K 女子ダブルス準優勝(Gガルシアペレス・穂積絵莉ペア)
- 2022年6月:WTA250バートホンブルクオープン 女子ダブルス優勝(二宮真琴・穂積絵莉ペア)
オフがないプロテニスの世界ですからすごく大変そうですが、インタビューによると酒井医療の超音波治療器、ハイボルテージ電流治療器などのサポートも得て、身体のメンテナンスに努めているようです。
また、こちらのようにも語っていました。
「やっぱり年齢には抗えません。といっても実際にやっているのは、寝る前の少し入念なストレッチと、睡眠時間をしっかり確保することくらいですが、そうした基本的なことを毎日きちんと続けるのがリカバリーには大事なのかなと自分は考えています」(※酒井医療『Advance:穂積絵莉インタビュー』)
引退どころか、超前向きなエネルギーに満ち溢れているように感じられますよね。
もっとも、テニス人生に引退はない?
穂積絵莉のコーチ
穂積絵莉さんの公式サイトで確認すると、以下のお2人の名前がコーチとしてプロフィールに記載されています。
- 杉山芙沙子(すぎやまふさこ)さん
- 梅田邦明(うめだくにあき)さん
杉山芙沙子さんは杉山愛さんの母であり元コーチ。実は穂積絵莉さんの母・盛子(しげこ)さんが、杉山芙沙子さんと学生時代からのお知り合いでした。そんな縁もあり、中学〜高校時代は杉山芙沙子さんの指導を受けてこられました。
本当に元気にコートに立てることに感謝しています。 最近は特に、お誕生日って素敵だと思う様になりました! それは、お誕生日のメッセージにありがとうのお礼を返信していると、『いや、待てよ、私はこう言う私に関わる全ての人に支えられて今日まで来たんだわ!』と。そうなんですよね、今日まで元気にこれたのも皆さまのお陰です!感謝します 皆さま、本当にありがとうございます
杉山 芙沙子さんの投稿 2023年5月5日金曜日
パーム・インターナショナル・テニス・アカデミー校長ほか、数々の肩書をお持ちの杉山芙沙子さん。フィジカル面、メンタル面の両方で穂積絵莉さんの基礎をつくった方なのだそうです。
一方、梅田邦明さんは青山学院大学庭球部のOB。自身もテニスプレーヤーとして活躍された経験をお持ちです。直近ではWOWOWのテニス解説などでご存じの方がおられるかもしれません。穂積絵莉さんのツアーにも帯同されています。
穂積絵莉のラケット
穂積絵莉さんはYONEXのラケットVCORE100をお使いです。(※YONEXテニスプレーヤー)
(穂積絵莉インスタ@hozumieri.desuより)
穂積絵莉さんの公式サイトのニュースでは、2019年1月にヨネックスとの用具契約をしたとの報告がありました。スピン性能の高さが特徴のVCORE100。中弾道のスピードボールを生み出せるのだそうです。
ちなみに、YONEX公式サイトで確認すると、ストリングはPOLYTOUR STRIKE 125をお使いだそうです。
穂積絵莉のウェア
穂積絵莉さんはadidasのウェアを使用されています。カラフルでおしゃれ!
(穂積絵莉インスタ@hozumieri.desuより)
コート外でもアディダス?
カッコよく着こなしているところはさすがアスリート!
穂積絵莉のスポンサー
穂積絵莉さんは日本住宅ローン所属、大内雅之アイクリニックとメディカルスポンサー契約を結んでいます。
こちらは日本住宅ローンの社長・安藤直広さんと、仲良く着ぐるみでの2S。
先週、MCJがおうえんしている、プロテニスプレイヤーのほづみせんしゅ(@hozumieri)があいさつに来てくれたチュン✨
— すぱろー(日本住宅ローン公式) (@mcj_jp) September 13, 2022
気づいたら、ほづみせんしゅと社長が、二人ともぼくになってたチュンΣ(・ω・ノ)ノ!#穂積絵莉 #すぱろー #本当にCMで使われたやつ pic.twitter.com/aTdYe1YTMp
そしてこちらは大内雅之さんとの2S。
大内雅之アイクリニックとの契約が発表されたのは2022年12月。公式サイトのお知らせには、こちらのメッセージが添えられていました。
「アスリートのパフォーマンスと眼は密接に関わりがあり、特にこの先長く選手として続けるためには非常に大切だと感じています。これから大内先生の心強いサポートのもと、長く高いレベルで競技を続けられるよう取り組んで参ります」
力強いサポートを得て、これからも第一線で活躍していただきたいと思います。
まとめ
今回は穂積絵莉の病気で引退?コーチやラケットとウェア等のスポンサー!と題してお送りしてまいりました。
- 穂積絵莉さんは14歳の頃から甲状腺の病気「バセドウ病」を患い、病気と向き合いつつ競技生活を送られてきました。
- 引退の情報はなく、2023年もツアーで世界中を転戦しています。
- ラケットはYONEX VCORE100、ウェアはアディダスのものを着用されています。
- 日本住宅ローン所属、大内雅之アイクリニックとメディカルスポンサー契約を結んでいます。
という結果となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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