佐田の海関はいわゆる中卒叩き上げの力士。アマチュア相撲の経験ゼロで角界入りし、苦労を重ねつつ2014年に新入幕を果たしました。以来、敢闘賞2回、金星1個、元気いっぱいの古参力士として毎場所幕内の土俵を盛り上げる存在です。
そんな佐田の海関、非常に実直で男気溢れた人物として知られており、多くのファンを惹きつけています。ということで、プライベートに興味がある方もいらっしゃるようですね。
では、佐田の海の父親や祖父等の家族!結婚した嫁(妻)や子供!と題し、佐田の海関の知られざる一面に迫ります。
ぜひ最後までお付き合いください。
佐田の海の父親
佐田の海関の父親は初代佐田の海…ちょっとややこしいですが笑、1980年代はじめごろに活躍した元大相撲力士でした。本名は松村宏司さん、東大阪市で相撲茶屋佐田の海を営んでおられるそうです。
現在の佐田の海関は2代目なんですね。こちらは現役時代の雑誌記事。とてもよく似てらっしゃる気がします。
先代佐田の海と対戦がある元関脇寺尾の錣山親方は、webSportivaのコラム『元寺尾・錣山親方の鉄人解説』でこちらのように語っていました。
「思い出すのは1985年名古屋場所(7月場所)での初顔の一番です。佐田の海関は色白の体をしていて、柔らかそうな印象を持っていたのですが、実際に対戦してみると、非常にがっしりしていて、ものすごく強かった! 若かった私は、相撲の奥深さを学びました」
とっても強い力士だったことがわかります。
現役時代は幕内通算304勝で最高位は小結。横綱・千代の富士に勝ったこともあるんです。
1988年にケガの影響もあり現役を引退。しばらく出羽海部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たった後に退職されています。
ちなみに、北脇貴士さんのブログ『北脇貴士の大相撲甚句』の過去記事では、相撲茶屋佐田の海でお食事をされたときの様子をお読みいただけます。先代佐田の海はとっても気さくで楽しい方のようですよ。
2010年に2代目佐田の海関が十両昇進を果たしたときには、佐田の海関は父についてこちらのように語っています。
「父の相撲が格好いいと思って入ったので、ああいう(速攻)相撲を取りたい。今でも父のビデオを見ています」
一方、父である先代は…
「自分が昇進した時よりうれしい。私よりいいものを持っているので、私以上の力士になることを期待している」(※スポニチ『佐田の海、新十両昇進!史上9組目の親子関取』)
羨ましくなるような親子の絆で結ばれているようです。
佐田の海の祖父
佐田の海関の祖父、つまり先代佐田の海の父についての情報は特になく、一般の方かと思われます。
しこ名の「佐田」つながりで、元横綱佐田の山の孫?さだまさしと関係ある?と思う方がいらっしゃるのかもしれませんが、血縁関係はありません。(※佐田の山は先代佐田の海の現役時代の師匠)
とはいえ、2代続けての関取を生んだDNAをお持ちなのですから、身体能力に秀でた方だったのではないでしょうか。
佐田の海の家族
佐田の海関には父親の松村宏司さんのほか、母親のゆかりさんがいらっしゃいます。また、前項でご紹介した相撲茶屋佐田の海は“先代の娘さんが切り盛りしている”との情報があり、姉か妹がおられるようです。
ちなみに、2022年5月場所で優勝争いを演じた佐田の海関。あと一歩のところで初優勝は逃しましたが、出身地の熊本市ではパブリックビューイングが行われました。
勝負の行方を見守ったファンの中に、母のゆかりさんの姿もあったそうです。(※熊本日日新聞『佐田の海にエール、熊本市でPV』)ということで、父はお店がある大阪に、母は熊本にお住まいなんですね。
佐田の海の結婚した嫁(妻)
佐田の海関は2016年、当時看護師をされていた麻里菜さんとの婚約を発表。翌17年6月に挙式を行っています。
後援会の方からの紹介で知り合い、ケガなどで苦しんだ時期を支えてくれた存在なのだとか。婚約会見でのお姫様抱っこは固辞されたそうです笑
また、挙式の様子を報じた日刊スポーツ『佐田の海挙式「父追い越さないと」』によると、挙式後はこちらのように決意を語っていました。
「緊張しました。もっともっと自分らしい相撲を取って、15歳で入門した時からの目標だった父に追いつき、追い越さないといけない」
先代佐田の海に追いつき追い越すとは、初優勝、新三役を意味するのでしょう。2022-23年の本場所で複数回優勝しているのは横綱・照ノ富士だけという戦国時代ですから、チャンスは必ずあると思います!
ぜひいい報告をして奥さまを喜ばせていただきたいですね。
佐田の海の子供
詳しいことは明かされていませんが、佐田の海関には女のお子さんが2人おられるようです。
挙式時点の報道では「18年1月に第一子誕生予定」とされていましたから、この頃にはもうパパだったんですね。(※動画は2018年3月の幼稚園訪問のニュース)そう思って見直すと、パパの顔になっている気も…
朝日新聞2022年7月14日『佐田の海 娘に見せたい姿』では、インタビューでこちらのように語っていました。
「上の子は4歳になったのでだいぶ分かってきてるとは思うんですけど、まだ下の子が1歳なので、下の子が分かるまで(現役を)やってあげないとなという気持ちはありますよね」
佐田の海関は2023年9月現在36歳(1987年5月11日生まれ)。聞き手に40歳くらいまで現役で?と問われ…
「大きな目標をいってしまえばそうなりますけど、今は目の前の1年、また1年と積み重ねて」
と答えていました。同じく昭和生まれの幕内力士、玉鷲関(1984年11月16日生まれ)は、2人のお子さんの存在をモチベーションに、まだまだ元気いっぱい土俵を務めています。
お互い“負けてたまるか!”と闘志メラメラ。
お2人ともお子さんの成長を見据えつつ、末永く現役生活を続けていただきたいと思います。
まとめ
今回は佐田の海の父親や祖父等の家族!結婚した嫁(妻)や子供!と題してお送りしてまいりました。
- 佐田の海関の父親は先代の元小結佐田の海。80年代初頭に活躍した大相撲力士です。
- 祖父についての情報はなく詳細は不明。一般の方かと思われます。
- 2016年に麻里菜さんと婚約。翌年6月に挙式を行いました。
- 子どもは女の子が2人いらっしゃいます。2022年7月時点で4歳と1歳。
という結果となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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