名高いフェンシング指導者である飯村栄彦(ひでひこ)さんを父に持つ飯村一輝さんは、これまでに小中高日本一という輝かしい実績を残してきたフェンシング界の逸材です。
2023年には世界選手権男子フルーレ団体で金メダル!24年パリ五輪を視野にいよいよ本格化の兆しを見せており、太田雄貴さん以上の活躍が見られるかも?と夢が膨らみます。
では、飯村一輝の出身大学や高校はどこ?父母や兄妹等の家族!と題し、飯村一輝さんの人物像に迫ります。
ぜひ最後までお付き合いください。
飯村一輝の出身大学
飯村一輝さんが活躍する競技はフェンシング。競技中は防具のマスクでお顔がよくわかりませんが、普段はこちらのようにすごく優しい感じの若者なんですね。
2023年9月には京都府から京都府スポーツ賞・特別栄誉賞を授与された飯村一輝さん。そんな飯村一輝さんは23年10月現在、慶應義塾大学総合政策学部の2年生です。
松山恭助さん、敷根崇裕さん、鈴村健太さんといった社会人フェンサーとチームを組んだ飯村一輝さんは、2023年8月の世界選手権男子フルーレ団体で見事に金メダル。日本チームとして史上初の快挙を成し遂げました。スゴい!
大学へと進学されたのは2022年春。大学進学後はこんな成績を残しています。
- 2022年:世界ジュニア選手権 優勝
- 2022年:アジア選手権 個人9位、団体3位
- 2022年:世界選手権 団体4位
- 2022年:W杯高円宮杯 団体2位
- 2023年:世界ジュニア選手権 個人5位
- 2023年:世界選手権 団体優勝
- 2023年:アジア競技大会 団体3位
すでに世界クラスで活躍されていることがよくわかります。
一方、フェンシングだけでなく、勉強にも一切手抜きは有りません。THE ANSWERの記事『慶大に入試で現役合格、フェンシング飯村一輝が文武両道を貫く理由』では驚きの事実が明かされていました。
「飯村一輝は現在、慶應義塾大学2年生。総合政策学部に籍を置く。スポーツ推薦ではなく、入試を経て合格した」
「(慶應を選んだ理由は)端的にはセカンドキャリアのためです。やっぱりフェンシングってマイナースポーツで、フェンシング1本で食べてはいけません。正直フェンシングだけじゃきついです。自分が引退した時に何が残るかなって考えた時に、やっぱり学生時代に積み上げてきた勉強だったりキャリアだったりするので」
競技に打ち込むだけではなく、セカンドキャリアまで視野に入れたライフプランの中で、フェンシングというものを考えてらっしゃるんですね。若くして“世界”を体感してきたアスリートならではの考え方なのかもしれません。
もちろん代表合宿や遠征があるので、とっても大変そうですが…
ちなみに、日本フェンシング協会公式サイトの国内ランキングを確認してみると、飯村一輝さんは男子フルーレの10位。その他、慶應義塾大学では男子エペの髙橋未楽さん、坂藤秀昌さんが上位にランキングされていました。(※2023年10月確認)
飯村一輝の出身高校
(飯村一輝インスタ@kazuki_12.27より)
飯村一輝さんの出身高校は京都府の龍谷大学付属平安高等学校です。2022年春にご卒業されています。
母校の先輩には太田雄貴さんがいらっしゃいます。(※当時は平安高校)高校入学後に目標としたのは太田雄貴さんが高校時代に成し遂げたインターハイ3連覇だったとか。
ただ、実際には2020年大会がコロナ禍で中止となったため、19年、21年での個人優勝にとどまりました。20年ももし開催されていれば…と思うと少し残念ですね。
飯村一輝さんは高校時代、すでにシニアの世界大会にも出場されています。とはいえ飯村一輝さんの身長は169cmと海外の選手に比べるとだいぶ小柄。リーチの差を埋めるのは容易ではなかったようです。
そのハンディを覆すため、徹底的にスピードに磨きをかけたのだそう。そうした努力が2022年の世界ジュニア制覇につながったんですね。
ちなみに、中学校も龍谷大学付属平安中学校でした。
また、出身小学校は京都女子大学附属小学校だそうです。ずっと私立校で学ばれていたことがわかります。
龍谷大学付属平安高等学校についても触れておきましょう。龍谷大学付属平安高等学校は京都府京都市にある仏教系の中高一貫校。2008年に平安高校から龍谷大学付属平安高等学校に改称されました。
著名な卒業生ではプロ野球の衣笠祥雄さん、桧山進次郎さん、炭谷銀仁朗さん、高橋奎二さん、そして近江高校監督の多賀章仁さんなど野球関係者が多数おられます。
飯村一輝の父母
飯村一輝さんの父親は飯村栄彦(ひでひこ)さん。太田雄貴さんを長年指導された経験を持つフェンシング指導者で、2020年時点で43歳。母親については詳しい情報がありませんが、毎日新聞『剣はコロナよりも強し』(2020年10月)では、自宅のリビングでお子さんたちの勉強を見守る姿が写真に写っていました。
父・栄彦さんについてもう少し解説しておきましょう。
現役時代は同志社大学でプレー。日本選手権3位となった経験を持ち、中高時代の太田雄貴さんを指導してきたことでも知られています。
2016年リオ五輪後、太田雄貴さんの現役引退を伝える朝日新聞の記事『太田現役引退、LINEで恩師「抱きしめてやるから」』では…
「「最後まで出来の悪い後輩ですいませんでした」
試合を終えた太田から、同志社大フェンシング部ヘッドコーチの飯村栄彦(ひでひこ)さん(39)のLINE(ライン)にメッセージが届いた。20年以上にわたって指導してきた飯村さんは、「抱きしめてやるから、早く帰ってこい」と返した」
太田雄貴さんにとって飯村栄彦さんはまさに恩師。2人の関係性がよくわかるエピソードです。
飯村一輝さんがそんな父・栄彦さんのすすめで剣を握るのは、小学1年生の頃のこと。師匠と弟子という関係は、太田雄貴さんの場合と同じ。このあたりが飯村一輝さんが“太田二世”と呼ばれる所以でもあります。
現在、栄彦さんは同志社大学のコーチをされているほか、国体のヘッドコーチなども務められているようです。
飯村一輝の兄妹
飯村一輝さんの妹は2023年現在高校3年生の彩乃さん、弟は中学2年生の要さん。みなさん、兄と同じくフェンシングで世界を目指しています。(※毎日新聞『剣はコロナよりも強し』)
こちらは妹・彩乃さんの活躍の様子。ジュニアの日本代表として世界大会でも活躍されています。
また、彩乃さんは頭脳も素晴らしいんです。英語でのプレゼン力を競うGEM Talks2022では、審査員特別賞を受賞!
兄が優秀なら妹も負けていませんよね。ちなみに末弟の要さんは2023年全国中学生フェンシング選手権では男子フルーレで6位という成績でした。いずれ3人揃って世界の舞台で躍動する日がくるのでしょうか?
楽しみに待ちたいと思います笑
まとめ
今回は飯村一輝の出身大学や高校はどこ?父母や兄妹等の家族!と題してお送りしてまいりました。
- 飯村一輝さんは2023年10月現在、慶應義塾大学総合政策学部の2年生です。
- 出身中学、高校は龍谷大学付属平安中学校・高等学校です。
- 父親はかつて太田雄貴さんを指導したことで知られる飯村栄彦(ひでひこ)さん。母親についての情報はありませんでした。
- 3人兄弟の長男。妹・彩乃さん、弟・要さんがおられ、みなさんフェンシングで世界を目指しています。
という結果となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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