湘南乃海関はしこ名が“湘南乃海桃太郎”ということで、早くから相撲ファンから注目されていましたが、じわじわと自力アップに成功すると2023年7月場所ではついに新入幕。土俵の上での鬼退治が大いに期待されている力士です。
そんな湘南乃海関ですが、さわやかイメージのしこ名と穏やかな人柄が印象的な力士。どのような人物なのか、興味がある方も少なくないのではないでしょうか。
では、湘南乃海の学歴(出身高校と中学)や父親や由来等のwikiプロフ!と題し、湘南乃海関について詳しく解説してまいります。
ぜひ最後までお付き合いください。
湘南乃海の出身高校
湘南乃海関はいわゆる中卒叩き上げの力士。つまり高校へは進学されていません。
こちらは2014年、湘南乃海関の出世披露を伝える高田川部屋のフェイスブックから。本名は谷松将人(しょうと)さん。当時、すでに身長192cm、体重143kgだったといいますから、スゴい中学生だったんです。
3月17日、今場所入門した湘南乃海の出世披露がありました。 来場所から番付にも名前が載ります。 湘南乃海 桃太郎 本名 谷松将人 (たにまつ しょうと) 生年月日 平成10年4月8日生 出身地 神奈川県大磯町 初土俵 平成26年3月17日 身長 192cm 体重 143kg ※大磯中学校今年卒業 中学時代は野球部で活躍
高田川部屋さんの投稿 2014年3月24日月曜日
高田川部屋への入門の際には日刊スポーツにも記事として取り上げられており、見出しが『超デカ中学生高田川部屋へ』!
記事によると…
「投手として野球一筋。相撲未経験者としては異例の14部屋から勧誘された素質の持ち主だ」
「師匠となる高田川親方(元関脇安芸乃島)は「筋肉の付き方もいいし、鍛え方次第ではいいところまでいける」と期待した」
とあり、相撲未経験ながら角界注目の逸材だったことがよくわかります。
実は小学生時代、将来はプロ野球選手を目指していたそうですが、ケガなどの影響で断念。親戚の知人に相撲関係者がおられたことが、相撲へと転向するきっかけとなりました。(※NHK『新十両で大活躍!「湘南乃海」 目標は横綱』)
もし仮に高校に進学して野球を続けていたら、果たしてどんなプレーヤーになっていたのでしょうか。
湘南乃海の出身中学
大相撲の番付が発表され、大磯町出身の湘南乃海関が新入幕を果たしました町役場には横断幕も設置されました。おめでとうございます
大磯町観光協会さんの投稿 2023年6月26日月曜日
湘南乃海関の出身中学は、神奈川県中(なか)郡の大磯町立大磯中学校です。
中学時代までは野球をプレーされていましたから、相撲での実績は残されていません。ただ、あの体格ですしとても目立つ存在だったことが想像できますよね。
NHKのレポートでは当時の担任・大宮明子先生が登場。
「中学の時から周りの子たちにすごく優しくて。ムードメーカーでクラスが楽しくなるのね」(大宮明子先生)
と当時を振り返って証言されていました。とても明るいお子さんだったようです。
湘南乃海関は2014年春に大磯中学校を卒業されていますが、すでに高田川部屋で稽古を開始していたため、卒業式には出席できなかったそうです。(※タウンニュース大磯・二宮・中井版『谷松君角界へ』)
同記事ではこんなエピソードも明かされていました。
「そんな谷松君の転機となったのは、ドラマ「千代の富士物語」のビデオだった。「筋肉質の千代の富士が活躍する姿を見て、印象がガラッと変わった。彼の根性に感動した」と、相撲の世界に惹かれ、様々な相撲部屋を覗いた」
相撲のルーツが大横綱・千代の富士だったとは、ちょっと意外な気がします。
湘南乃海の父親
湘南乃海関の父親は湘南乃海関を鍛え上げたとても厳しい方で、ご自身も相撲や野球をプレーした経験をお持ちのスポーツマンでした。(※高田川部屋公式サイト:力士紹介)
湘南乃海関は父の影響からか、幼少期から体を動かすことが大好き。祖父とのキャッチボールから始まり、そのまま少年野球へとのめり込んでいきます。父親は野球の指導者をやられていたとの情報もあるので、もしかするとチームでは選手と監督という関係だったのかもしれません。
その後、ケガを経て相撲を目指すことになった湘南乃海関を、力士らしい体格へと鍛え上げたのも父でした。
「近くの公園でパンツ一枚になって、四股を一時間、腕立て伏せ三十回を十セット、すり足、腰割りといった内容です。大晦日も元旦も休みなし。高田川部屋に入るまで毎日続けていました」(父)
湘南乃海関は現在でも「おやじに認めてもらえるように」と語るほど、息子には厳しい方だった様子。力士になるための基礎は、このときの厳しさによって固められたのでしょう。
湘南乃海の由来等のwikiプロフィール
湘南乃海のしこ名の由来
湘南乃海関のしこ名の由来は「湘南」から想像できる通り、大磯町出身ということにちなんだとのことです。また、「桃太郎」には強い相手を鬼に見立て、鬼退治をしようという意味が込められています。(『相撲』2023年1月号)
命名者は師匠の高田川親方です。実は高田川親方の現役時代のしこ名は安芸乃島。つまり、広島県出身にちなんだしこ名でした。そして、スカウトする際に「日本のヒーローになれ」と声をかけたのだそうですが、桃太郎の由来もなんとなくうかがえますね。
つまり、湘南乃海関のしこ名には、高田川親方の考えが大きく影響しているといえそうです。
ちなみに、湘南乃海関がお好きなアーティストは湘南乃風やサザンオールスターズだそうです。やっぱりね!
湘南乃海の身長
湘南乃海関の身長は193cmです。日本相撲協会力士プロフィールから知ることができます。
実は師匠の高田川親方は身長が175cm。ですが、弟子たちは高身長!竜電関が188cm、輝関が193cm、白鷹山関が187cm…
師匠は身長が足りずよほど悔しい思いをされたのかな?というのは勝手な想像です笑
湘南乃海の年齢
湘南乃海関は1998年4月7日生まれで、2023年7月現在の年齢は25歳です。
2023年1月場所の十両昇進からわずか3場所での新入幕でしたが、実は幕下から十両までは思いの外、長い道のりでした。初土俵が2014年3月場所。じっくりと力をつけていったことがわかります。
同じ1998年生まれには同じタイミングで幕内昇進を果たした豪ノ山関がいますが、豪ノ山関は中央大学を経て角界入りされています。
相撲人生、人それぞれといった感じですね。
湘南乃海の出身
湘南乃海関の出身地は神奈川県中郡の大磯町です。大磯町出身者としては初めての関取なのだそうです。(※NHK『新十両で大活躍!「湘南乃海」 目標は横綱』)
2023年7月場所前には地元・大磯町で激励会が開かれました。
6月25日、湘南乃海の地元の大磯町で激励会を開いていただき、大勢の皆様にお集まりいただきました。湘南乃海後援会も発足し、本日の番付発表で新入幕も決まりました。皆様のご期待に応えられるよう名古屋場所で精一杯の相撲で戦います。これからも応援をよろしくお願いいたします。
高田川部屋さんの投稿 2023年6月26日月曜日
場所は大磯ロングビーチ、プールで有名な大磯プリンスホテル!
入門時には「十両昇進まで大磯に帰るつもりはない」と決意を語っていた湘南乃海関。まさに故郷に錦を飾った…といったところでしょうか。
湘南乃海のwikiプロフィール
- 名前:湘南乃海桃太郎(しょうなんのうみももたろう【本名:谷松将人】)
- 年齢:25歳(2023年7月現在)
- 出身:神奈川県中郡大磯町
- 所属:高田川部屋
中卒叩き上げの湘南乃海関ですが、相撲だけではなく胃袋も相当に鍛え上げられたようですよ。
日本テレビ『有吉ゼミ』(2023年6月放送)の大食いバトルでは、なんとギャル曽根さんに勝っちゃいました!さらに「この後、焼肉を予約しているんで」と言っていましたからビックリですよね。
この勢いでどんどん土俵を沸かせてほしいと思います。
まとめ
今回は湘南乃海の学歴(出身高校と中学)や父親や由来等のwikiプロフ!と題してお送りしてまいりました。
- 湘南乃海関は神奈川県の大磯町立大磯中学校出身。高校へは進学せず、高田川部屋へと入門されました。
- 父親は湘南乃海関を鍛え上げた厳しい方。ご自身もスポーツマンで相撲、野球をプレーされていました。
- しこ名の由来は出身地の大磯町にちなんで。「桃太郎」は強い相手を鬼に見立てたもの。
- 身長193cm。1998年4月7日生まれの25歳です。
という結果となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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